2012/01/17 CFW作成ツール『sn0wbreeze v2.9』をリリースされました。
iPhone 4S,iPad 2を除くA4デバイスまでですが、iOS 5.0.1のUntethered Jailbreakが可能となり、ユーザーインターフェイスが変更されiFaithなどの機能が追加されました。
以下に詳細をまとめておきます。
sn0wbreeze v2.9 追加機能
- 全てのiOSバージョンをサポート(※一部除く)
- GUI(ユーザーインターフェース)を改良
- TinyUmbrella/iFaith/redsn0wのSHSHを用いた認証済みIPSWの作成
- iOS5.x以降のOTAアップデート通知バッジを無効化
- 公式IPSWファイルのダウンロード機能
- 復元時に使用するiREBを r5 へアップデート
- Custom Packagesの改善
対応デバイス
- iPhone 3GS
- iPhone 4
- iPod touch 3G
- iPod touch 4G
- iPad 1(ベースバンドは維持されない)
- AppleTV 2G
※サポートiOS Ver.
- iOS 3.1.3
- iOS 3.2.x
- iOS 4.0.x
- iOS 4.1
- iOS 4.2.1~ 4.2.8
- iOS 4.3~4.3.3
- iOS 5.0.1
- iOS 4.3.4/4.3.5/4.4.x/5.0 は今後対応予定
Source:iH8sn0w: Happy birthday sn0wbreeze!
2012/01/20 追記:
v2.9.1にてiPhone 3GのiPadベースバンドとPAMユーザー認証システム問題を修正
sn0wbreezeを使用した脱獄方法
Download:http://ih8sn0w.com/
Step 1 脱獄する前にiTunesで同期しバックアップを取っておく
参考:iPhone,iPod touch,iPadを脱獄するための準備 TinyUmbrella,redsn0w,iFaithの使用方法
Step 2 PCに直接USBでデバイスを接続し、DLしたSn0wbreezeを実行
矢印で次へ→「Browse」をクリックし、目的のipswファイルを選択
「iOS Firmwares are downloadable here!」からダウンロードする事も可能
3GSの場合、Old-bootrom/New-Bootrom/I don't know/Detect it for me.と表示される
参考:ブートROMの確認方法
Step 3 作成するCFWを選択
iFaith Mode:認証済みIPSWの作成
Simple Mode:細かい設定無しでCFWを作成
Expert Mode:自分で詳細な設定を行うモード(通常はこちらを選択)
Baseband Preservation Mode:Jailbreakは行わず、ベースバンドのみ維持するCFWを作成
Step 5 Expert Modeを選択し次へ→Generalを選択し各種設定
機能詳細
Enable Battery-Percentage:iPod touchでバッテリーの%表示が可能になる
Enable Gestures Menu:マルチタスク用ジェスチャを有効にする(iPadのみ)
Activate The iPhone [Hacktivate]:iPad BBなど認証できないSIMでUnlockする場合に使用(通常はOFF)
Install SSH:OpenSSHをインストール(セキュリティ上OFFのままにしておく)
Root Partition Size:CydiaアプリなどのRoot使用領域を設定
Install 06.15.00 iPad baseband:3GSの場合、SIM Unlock可能な06.15.00にアップできる画面が表示される
06.15.00にアップグレードするとGPSが無効になり
一度ベースバンドを上げてしまうと元に戻せなくなるので注意!
Custom Logos:iPhone 3GS、iPod touch 3Gでブートロゴ等の変更ができる
Custom Apps:事前に.debファイルを登録してIPSWファイルを作成できる
(リポジトリは現在のところ上手く登録できない)
設定が終わったら「Build IPSW」にチェックを入れて矢印をクリックしCFWを作成
しばらくすると「Done!」と表示されるので「OK」をクリック
(pod2gへの寄付をするか聞かれるので、お好みで選択)
デスクトップ上に「sn0wbreeze_デバイス名-バージョン.ipsw」ファイルが作成される
Step 6 Pwned DFUモードへ入れる
デバイスの電源をOFFにして「Start」→5秒前からカウントダウンされる
パワー、ホームボタンを10秒間押し続ける→パワーボタンを離しホームボタンを押し続ける
成功するとダイアログが表示され、ホーム画面が暗いままとなる
Step 7 「OK」をクリックし、iTunesを立ち上げて復元作業を行う
「リカバリーモードのiPhoneが見つかりました。」と表示されるので「OK」
「Shiftキー(Macの場合Optionキー)」を押したまま「復元」をクリック
デスクトップに作成されたIPSWファイルを選択→復元作業が始まるので、しばらく待つ。
Step 8 バックアップからの復元
復元が終わるとバックアップから復元の表示になるため「続ける」でデータが復元される
(テスト的に使用する場合、そのままiTunesを終了する)
アクティベーション後、ホーム画面にCydiaのアイコンが作成されていればJailbreak完了です!
iPhone 4S / iPad 2の脱獄状況
気になるA5チップデバイスのJailbreakですが、順調に作業が進んでいるようです。
- pod2gがiPad 2 iOS 5.0.1のUntethered Jailbreakに成功している写真を掲載
- A5デバイスの脱獄に協力しているplanetbeingが4S/iPad 2でIntelliScreenXの動作を確認
Been a productive day. Relieved to find out IntelliScreenX (an app I helped write) works on the 4S and iPad2. :) twitter.com/planetbeing/st…
— planetbeingさん (@planetbeing) 1月 18, 2012
また、@MuscleNerd によるとiOS 5.0にも対応させる予定であるとツイートしています。
@CaN0fSoDa 5.0 will be supported for at least the 4S, hopefully iPad2 (it matters more on 4S, due to potential BB-related issues)
— MuscleNerdさん (@MuscleNerd) 1月 17, 2012
iPhone 4Sについては、5.0.1にするとベースバンドが上がってしまうため、SIMアンロックを期待して5.0で待機している方には朗報です!A5デバイスの脱獄が可能になり次第、また紹介致します。