日々何気なく利用しているインターネットですが、昔と比べ速度が向上し、定額料金が当たり前の昨今となりました。それが、つい忘れてしまいがちなんですが、毎月の生活経費の中で結構な支出であることです。
筆者の環境は戸建住宅で、光通信をPLCアダプタで接続して利用しています。
PLC通信を用いたネット接続
PLCアダプタは、簡単に言えば家庭内の電源コンセントを利用してLANとして接続する機器
光通信→専用モデム→ルータ→PLC親機→コンセント→PLC子機→LAN
コンセントから各部屋に設置することで、無線LANの弱点であるドアや壁などの障害物の影響を受けずに通信できるため、安定した速度を維持することが出来るのがメリットとなっています。特に、二階建て以上の戸建住宅などで優位に働くのが特徴です。
PLCアダプタの実際のコストと市販品との差額
通常、プロバイダからレンタルして使用しますが、親機と子機で最低でも2台以上必要となるため、月額のレンタル料金も使用期間が延びれば、その分の維持費が発生してしまうのがマイナスポイントでもあります。
うちの場合、1台400円 / 月 のPLCアダプタを3台利用しており、400円 × 3台 = 1,200円 / 月
年間にすると、14,400円もの費用が掛かっていました。
契約しているプロバイダにもよりますが、使用期間が設けられており、筆者の契約プロバイダでは6ヶ月間となっていました。期間も充分過ぎたということで、今回レンタルを止めてPLCアダプタを購入することになった次第です。
有名なところでは『Panasonic』が売れているようですが、メーカー製だけあり少し割高です。
今回購入したのは『Qool_Tech PLCアダプター』という製品で親機子機セットで6,480円、『子機単体』で4,935円
合計11,415円とレンタル品の年間14,400円以下の価格で揃えることができました。
変更に伴うセッティングと無線LAN接続
導入自体は簡単で、セットのものは初めからセッティングされてあり、追加した分の子機をセットアップするだけで、後は既存のものと入れ替えて完了となります。
実際の接続は→コンセント→PLCアダプタ→無線LANルータ→Wi-Fi(IEEE 802.11n)+有線LAN
このような接続をしています。
無線LANを2階建て以上で利用する場合、PLCモデムを介した接続をすることで速度の向上と安定化が望めます。
PLCモデム変更による速度の比較
実行速度は光にしては速くはありませんが、以下のような結果となりました。
レンタル機器による速度
購入した機器による速度
同じくらいの時間帯で、速度も変わらず、問題ないと言っていいですね。
無線LANアダプタを利用した場合も変わりありませんでした。
結論
PLCモデムをレンタルしている方は、期間を確認して市販品に変更するのがベスト!
Qool_Tech PLC(高速電力線通信)アダプターHMS-HD150(親子セット)HD-PLC規格 |
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一度セッティングすればストレスなく利用できます。
以上、ご参考となれば幸いです。