iPhone Dev TeamのMuscleNerdが、redsn0wの新しいVersionをリリースしました。
これによって、今まで出来なかったA5+デバイス(iPad2,iPad3,iPhone4S)のダウングレードが可能となりました。
以下にその手順と注意点を紹介します。
iPad2,iPad3,iPhone4Sをダウングレードする際の注意点
- ダウングレードを行う場合、SHSH Blobsが必要
- 最新のiOSへ一度バージョンUPされるため、ベースバンドが上がってしまう
- ダウングレード後、全てのデータが初期化されるため、事前のバックアップが必須
- また、Jailbreakしている場合も同様に無効となる
- その場合、Jailbreak可能なiOSのバージョンで再度Jailbreakを行う
A5デバイス以前のものであれば、今まで通りダウングレード可能です。
SAMやGEVEYなどでSIMアンロックされている方は注意して下さい。
参考記事
iPhone,iPod touch,iPadを脱獄するための準備 TinyUmbrella,redsn0w,iFaithの使用方法
redsn0wによるダウングレード手順
1.redsn0w 0.9.11bのダウンロード
Dev-Team Blog - 5x redux
2.IPSWファイルのダウンロード
最新のiOSバージョンが必要になります。
フォームより必要なIPSWファイルがDownload可能です。
3.デバイスをPCと接続し、iTunesでバックアップを取る
バックアップができたらiTunesを終了させておきます。
4.Redsn0wを起動し、Extras > Even more を選択
7.「OK」をクリックし、最新のiOSバージョンを選択
8.以下のようなダイアログが表示されるので「OK」をクリック
クリックするとデバイスがリカバリーモードになります。
もし、リカバリーモードにならない場合は、手動でDFUモードにします。
(1)パワーボタンを2秒ほど押し続ける
(2)パワーボタンを押したまま、ホームボタンを10秒間押し続ける
(3)ホームボタンを押したまま、パワーボタンを離し10秒ほど押し続ける
9.BlobsからSHSHを選択
Local:TinyUmbrellaなどでローカルに保存してあるSHSHを選択
Remote:Cydiaサーバーに保存されているSHSHを選択
いずれかをクリックすると、自動的に復元が始まります。
一度、最新バージョンのiOSに復元されます。
その後、目的のファームウェアへ復元されます。
時間としては、10分くらい掛かります。
Jailbreakを行う場合は、最初のページに戻って実行します。
参考:
11.デバイスが初期化されるので、iTunesのバックアップから復元を実行
通常の方法では古いiOS Versionのファームウェアでは復元できません。
最新の機能もバックアップに含まれているため、古いFWで復元すると、何らかの不具合が出る可能性があるためかと考えられます(例.iOS 5.1.1のバックアップデータをiOS 5.0.1で復元など)
そこで、以下のようにバックアップデータ内のファイルを編集します。
1)iTunes:iOS のバックアップデータが保存されているフォルダを開く
~/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup/
¥Documents and Settings¥[ユーザー名]¥Application Data¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥
¥ユーザー¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥いずれも、隠しフォルダに含まれているため、Winの場合フォルダーオプションから、Macの場合「HiddenSwitch.app」などを利用して表示するようにしておきます。
2)日時の一番新しいフォルダの中にある「Info.plist」を開く
※「plist Editor」や「Property List Editor」などのアプリを使って編集します。
3)以下の赤枠の部分をダウングレードしたVer.に変更して上書き保存
iOS 5.0.1(9A405)で復元したい場合は、このように書き換えて保存します。
<key>Build Version</key> <string>9A405</string> <key>Product Version</key> <string>5.0.1</string>
あとは、iTunesを立ちあげて通常通りバックアップから復元を行います。
以上でダウングレードが終了です。